
肌の悩みでわりと多いのがニキビ。あなたも思春期にニキビができた経験をしているのではないでしょうか。
思春期ニキビは9割以上の人が経験していると言われています。およそ25歳くらいを目安に自然とできなくなってきます。
それ以降にできてしまうニキビが、いわゆる大人ニキビと呼ばれるものです。
大人になった今でもニキビに悩まされているのでは?ニキビをそのまま放置していると、同じ場所に何度も繰り返しできてしまう厄介なニキビ。
この記事ではニキビができる原因やニキビ対策について詳しく解説していきます。
毎日のニキビ対策をしっかりとおこない、ニキビができない素敵な肌でいつもいたいですよね♪

ニキビが発生する原因やメカニズム

基本、大人ニキビも思春期ニキビもできてしまう過程は同じです。
ニキビができるのは、皮脂に詰まってしまった毛穴にアクネ菌が増殖してしまい、炎症が起こっている状態のことです。
若い頃は、皮脂の分泌が過剰に発生するのでニキビができやすいですが、大人になるとさまざまな原因でニキビができると言われています。

アクネ菌自体はつねに肌に常在菌として居るけど、炎症を引き起こしてしまったらニキビができてしまいます。
大人になった今でも頻繁にニキビができてしまう原因は?
大人ニキビは必ずしも皮脂量が増えるからできるわけではありません。
- ターンオーバーの乱れ!
- きちんと洗顔できていない!
- 毎日の不規則な生活!
- ストレスをためている!
ターンオーバーの乱れ
普段からストレスをかかえていたり、メイクによる負担などで肌のターンオーバーが乱れてしまったことにより、同じところへニキビが何回もできてしまうのは代謝が低下しているからです。
腸内環境によって悪玉菌が増えることでターンオーバーが乱れることも!
きちんと洗顔できていない!
ニキビができたからと一日に何度も洗顔をしていると、洗いすぎによる肌の乾燥を招いてしまいます。
主な原因の一つが肌の乾燥でもありますから、正しい洗顔で必要以上に皮脂を落とさないことが大切です。
ニキビができたからと1日に何回も洗顔をしたり、メイクをしていなければクレンジングをする必要はありません。


毎日の不規則な生活!
食事のバランスが悪く栄養がきちんと摂取できていなかったり、糖質を過剰に摂取するとニキビが悪化することがわかっています。
また、睡眠不足や寝る時間が不規則になりがちな人はニキビができやすくなるので気をつけましょう。
体内時計を正常に働かせることで、ホルモンバランスやターンオーバーも整えることができます。
生活習慣を見直して心身のバランスを整えることは肌にはとっても良いことです。
ストレスをためている!
ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れコルチゾールが分泌され、皮脂の分泌を増やしニキビを悪化させてしまいます。
趣味を楽しんだり軽い運動をとりいれ気分転換をして、ストレスを発散させ十分にリラックスすることでニキビをつくらせないように気をつけてください。



最近ではマスク生活によって摩擦や蒸れでニキビができることもあるので注意が必要!


ニキビの種類


- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
- 黄ニキビ
大人ニキビは炎症の度合いにより4種類あります。種類ごとにケアのしかたが異なり、大人ニキビはUゾーン周りにできやすくなります。


白ニキビは毛穴に老廃物がたまって盛り上がった状態。
洗顔で汚れをしっかりと落とし保湿をすれば治すことができます。


黒ニキビは毛穴から出たニキビが酸化して黒くなった状態。
AHA配合の洗顔料などピーリング効果のある刺激が弱い洗顔料を選ぶのがおすすめです。
ピーリングとは古い角質を除去することで、「皮を剥ぐ、むく」という意味です。
AHAはターンオーバーを促進させ角質をはがして皮下組織へ水分を維持しピーリング効果があります。


赤ニキビは白ニキビや黒ニキビがさらに悪化し炎症を起こした状態です。
日頃からきちんとケアをして肌を清潔にしていることが大切です。
薬局などで売っている塗り薬を使うか、薬剤師に相談するのもいいでしょう。


黄ニキビは赤ニキビがさらに悪化し膿がたまった状態です。
ニキビ痕ができたり痛みをともなう恐れがあり改善するのに時間もかかります。
毛穴と思っていたら実はニキビ痕だったというケースも!これ以上悪化させないことが重要です。
ニキビを潰してしまうとニキビ痕ができてしまうと思いますが、でき始めに芯を上手く押し出せばきれいに治ることもあります。
薬局で買えるコメドプッシャーを使うといいでしょう。しかし赤ニキビの状態になってしまっていたら、潰そうとせず皮膚科で診てもらいましょう。



コメドプッシャーでニキビがうまく出ないからと、強引に出さないように気をつけてください。痕ができないようにやさしく♡
大人ニキビをつくらせないケア方法♪


大人になった今でもニキビが頻繁にできてしまう!
まずはニキビをつくらせないことがとても大事です。そのためには、毎日のスキンケアをしっかりとおこない、外部から肌へのダメージを防ぐようにすること♪
UVケアをしっかりする


紫外線を浴びることによりニキビができる原因になってしまうこともあります。
紫外線によりバリア機能を低下させてしまいターンオーバーが正常に働かなくなり、毛穴を詰まらせアクネ菌を増殖させてしまいます。
紫外線対策には日傘や帽子を被り、日焼け止めを塗り紫外線で皮脂が酸化しないようにしニキビができないようにする。
ニキビができている場合は、数値の高い日焼け止めは肌への負担が大きくなるので肌の状態に合わせて選ぶのがおすすめです。
洗顔で汚れを落とす
まずニキビ対策には毎日の洗顔が大事です。だからといって洗いすぎは禁物!
洗いすぎによってうるおい成分が不足し、肌が乾燥して肌のバリア機能を守るため角質が厚くなりニキビが悪化することもあります。


保湿でうるおす
大人ニキビの最善のケアは洗顔が終わった後、保湿化粧品でしっかりと保湿ケアをすること。
肌が乾燥してしまうと毛穴出口の角質が厚くなってしまい毛穴の詰まりを招くので化粧水で水分を補います。
ニキビ肌の方は油分が少なく低刺激のものを選ぶといいでしょう。
ニキビを発生しにくくする成分配合のノンコメドジェニック化粧品を使うのもおすすめです。
コメドとは面皰や角栓と呼ばれるもの。(白ニキビになった状態)ノンコメドジェニックとは、コメドができにくいと言うことです。
ニキビ肌の方にはオイリー肌が多いですが、だからといって保湿をサボったり洗顔をやりすぎると肌が乾燥状態になるのでよけいに皮脂分泌量が増えてしまいます。



ニキビを防ぐことに特化したスキンケア商品を使ってしっかりケアしてね♪




もし大人ニキビができてしまったら?


触らず、こすらず、たたかず
雑菌がいっぱいついた手でニキビをさわると、炎症が悪化してしまい治りにくくなったり、余計にニキビを誘発しかねません。
洗顔や化粧品を塗るときも、患部を刺激しないように優しくふれるように気をつけましょう。
スキンケアの見直しをチェック
ニキビができたからとゴシゴシ洗ったり、汚れが気になるあまり一日何に回も洗顔するとかえってニキビが悪化することも!
ニキビができてしまったらメイクやスキンケアは肌への刺激をできるだけ抑えて油分は控え、たっぷり保湿をします。
- 洗顔はきちんと皮脂の汚れが落とせて刺激の弱い洗顔料を使う。
- 美容液は保湿の高いセラミドやヒアルロン酸配合のものがよい。
- クレンジングは肌への負担が少なく柔らかいクリームタイプを。
- ファンデーションは油分が少ないパウダータイプを使う。
- ピーリングやビタミンC誘導体でスキンケア。
化粧品の油分はアクネ菌のエサになるので、油分をつけすぎないことが大切です。
しっかりと化粧水、保湿美容液などを使って毛穴の詰まりをケアしてください。
ニキビを繰り返しがちな方は、ニキビに特化した有効成分配合の洗顔料や化粧水、美容液を使うといいでしょう。
皮膚科で診てもらう


大人ニキビができて日々セルフケアを丁寧におこなっているにもかかわらず改善しそうにない場合は、早めに専門医に相談しこれ以上悪化しないように注意しましょう。
ニキビで一番怖いのはニキビ痕です。開いた毛穴だと思っていたら実はニキビ痕だったことが多いようです。
ニキビは進行に応じてどのような治療をするかの治療ガイドラインがあります。
ですがニキビ痕にはガイドラインがなく、一度できてしまったら元どうりに治すのは難しいもの。
ニキビ痕を治すホームケアはないので、皮膚科で適切な治療を受けてください。
ニキビはそもそも潰したらいけないわけではありませんが、自己流で潰すと悪化する恐れがあります。潰したい場合は皮膚科で診てもらいましょう。



ニキビは肌の怪我にあたるので保険治療の対象になります。



Q&A
〈皮膚科Q&A〉


まとめ


年齢を重ねてくると肌のトラブルに悩んで自信を失ってしまうのではないでしょうか。
あなたが充実した毎日を送るためにも、肌本来の美しさを日々たもつことで若々しさを維持していくことが一番大切なことのはず。
大人ニキビができないように普段からの生活習慣やスキンケアでニキビ予防を心がけるようにしてください。
毎日のスキンケアで、肌のクオリティをしっかりと上げることができるので頑張りましょう♪
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