
あなたは毎日どのような洗顔をしているのでしょう?
ソフトにこすっているつもりでも意外と強くこすりすぎてしまって肌を痛めているかもしれません。
もしかしたら間違った洗顔で肌のトラブルを招いているなんてことがあるかも!
ここでは、洗顔本来の目的や洗い方のポイントなどを詳しく紹介していきます。
理想の洗顔とは洗いおわった後で、しっかりと皮脂の汚れを落とせてつっぱり感がない状態が理想の洗顔になります。
洗顔のポイントをつかむことで、これからのスキンケアやメイクにも生かせるはず!
洗顔料は皮脂の汚れを落とすことが目的

古い皮脂が残ってしまうと、酸化して肌老化の原因になる!
表面に古い角質が残っている肌
- アトピーやニキビが治りにくい
- 乾燥しやすくシワにもなりやすい
- ターンオーバーが遅くなる
- 毛穴が黒ずみやすく、くすみやすい
洗顔料には保湿成分、うるおい成分、美白成分などの成分が配合されたものが数多くありますが、洗い流したときにこれらの成分は肌にはほとんど残りません。
弱酸性の洗顔料は肌に良さそうと思うでしょうが、洗い流してしまうと肌は中性になってしまうので洗顔料は必ずしも弱酸性でなくてもいいのです。
洗顔した後に弱酸性の化粧水を塗れば肌は弱酸性になりますから、あまりこだわる必要もありません。
洗顔の本来の目的は皮脂の汚れをきちんと落とすことです。
しっかりと洗顔したけど、しばらくすると顔が脂っぽくなったり角栓が詰まりやすいなど、このような状態になるのは洗いすぎが原因です。過度に洗いすぎることで乾燥してしまい肌が水分の蒸発を防ごうと皮脂を過剰に分泌してしまう結果に!

洗顔の目的は皮脂を落とすことだから、皮脂が残ってしまうと酸化してしまい肌老化につながります。
うるおい成分や弱酸性は洗い流すと肌に残らないので、これらの成分が必ず入っていなくてはならない訳ではありません。
しっかり押さえておきたい洗顔の極意♪


バリア機能を維持するには、きちんと洗顔をしないと毛穴に詰まった皮脂汚れが取れていないので、皮脂膜が作られずバリア機能を働かせることができません。
ポイント1 形状ではなく成分で選ぶ


洗顔料を選ぶポイントは、形状ではなく成分で選びます。固形、パウダー、クリーム、泡などの洗顔料がありますが、どれを選択してもかまいません。
しっかり汚れが落とせて余分な成分が配合されていない洗顔料がベストです。
オイリー肌には皮脂汚れがしっかり落ちる浴用固形石鹸がおすすめです。適度な洗浄力で肌がつっぱりすぎず、しっかり皮脂汚れが落ちます。
洗顔用の固形石鹸なら乾燥肌の方にもおすすめ。洗浄力が浴用石鹸よりも弱く、適度な洗浄力なので肌がつっぱりすぎないです。
ポイント2 肌を擦らないために泡立てる
洗顔時、強くこすりつけて肌に必要以上な刺激をあたえてしまって肌荒れしてしまい、荒れた部分をまたこすりつけてしまいどんどん悪循環に陥ってしまいます。
肌をこすりつけすぎず上手く洗顔するポイントは、適度な泡をつくることです。


洗顔料の泡立ちは、手と手の間に適度なクッションが作れるくらいが丁度良いです。
手のひらが濡れている状態で泡立て少量のぬるま湯か水を何度かくわえることで、卵くらいの大きさの泡ができしっかり泡だちます。
泡がクッションになり肌に指が触れることなく洗顔することができるのです。
毛穴汚れやニキビが気になって、強くこすってしまうとNG。肌荒れをまねいてしまう原因に!



泡立てることに時間をとられると、濡れたままの顔が乾燥していくので気をつけて!
ポイント3 始めに洗うのは皮脂の多いTゾーンから


Tゾーン→Uゾーン→目元→口元の順に洗っていきます。
洗顔の際あなたは、はじめに洗顔料を頰にのせていませんか?Tゾーン(額、鼻)から洗いはじめるのがセオリーです。
なぜならTゾーンの方が頬と比べて皮脂量が多いので、先に洗うことで時間差をつくることができるからです。
はじめに皮脂の多いTゾーンに泡をのせておき、次はUゾーンへのせて最後に皮膚の薄い目元、口周辺に泡を軽くなじませていきす。
そうすることで、肌に泡がのっている間に時間差ができるので、肌の弱い目元や口元に負担がかからないようになります。
こすらないと汚れが落ちないと思っていませんか?洗顔料の泡がじわっと馴染んできて肌にのせているだけでも汚れは浮き上がってきます。
こすらず泡をなじませ、軽く優しい力で泡だけを動かすイメージで広げていき、目元は皮膚が動かないように指の腹で優しくなでていけば上手に洗えます。



洗顔は開始して1分以内で十分です。それ以上は洗いすぎになり肌が乾燥してしまうことも!
汚れを落としたいあまりに頑張ってこすらななくても大丈夫♪
ポイント4 たっぷりのぬるま湯で洗い流す


冷水だと毛穴が引き締まって毛穴の中の汚れが洗い流しにくくなり、熱すぎると刺激が強く皮脂が根こそご取られてしまいます。
たいていの方が思うぬるま湯の温度は40℃くらいの熱めなので、もう少しぬるいくらいがいいでしょう。
皮脂が溶けはじめる温度は32℃とされているため、人肌くらいのぬるま湯がちょうどよく、皮脂をいい感じに洗い流してくれます。
洗い終わったあと泡の残りが生え際についていないかを確認し、タオルで拭きとります。ゴシゴシこすって拭いてしまうと、せっかく丁寧に洗顔したのに台無しに!
たくさんの成分配合や弱酸性にこだわりすぎず、洗浄力が自分の肌に合うものを選ぶことが大切です。
洗顔料はしっかりと皮脂汚れが落とせる洗浄力を優先に選ぶといいでしょう。
洗顔料は季節で使い分けるのもアリ
皮脂の量が少ない秋冬などは洗浄力がマイルドな洗顔料を、皮脂の量が多くなる季節は洗浄力が強めの洗顔料を使い分けるのも良いでしょう。
季節により皮脂の分泌量は違ってきますから肌の状態が変わってきます。
あまり汗が出ない冬の乾燥する季節や、汗を大量にかく暑い季節によって洗顔料を変えてみるのがマスト♪
自分の肌質のタイプは?


- 普通肌(ノーマル)
- 脂性肌(オイリー)
- 乾燥肌
- 混合肌(オイリードライ)
自分の肌質を知って、肌質に合ったケアができるかが大切になります。
肌質は次の4つのタイプに分類され、油分が多い方少ない方、水分が多い方少ない方など、どのタイプに当てはまるか自分の肌質を知っておくと今後のケアが楽になります。
まず洗顔をし終わった後に化粧水など何もつけずに20分ほど待ちましょう。自分の肌質がどのタイプか目安になり簡単にチェックできます。
普通肌(ノーマル)
水分量は多めで油分は少なめの肌なので、洗ってもセラミドの量が多く保湿力がありつっぱることもなくトラブルを起こしにくい肌です。
しかし、油断は禁物!普段からスキンケアを怠らずキメやハリの調子をキープしてください。
脂性肌(オイリー)
ベタつきやテカリなどができやすく、ニキビが発生しやすい肌になります。
ホルモンの影響で皮脂量が増えやすくなるので皮脂を減らすと同時に水分をたっぷり増やして保湿をすれば水分と油分のバランスがとれます。
顔がテカりやすく、くすみが出やすかったりメイクをしても崩れやすい。
しっかりと洗顔をして皮脂の汚れを洗い流した後は、化粧水で保湿補給をしましょう。
乾燥肌
水分も油分もともに不足している状態です。肌の水分を維持しているセラミドが足りていないので、肌から水分が蒸発して、短時間でつっぱってしまいます。
さわるとカサカサして皮膚が粉っぽくシワっぽく見えます。
敏感肌になりやすいのは、角質層のバリア機能が低下しているからです。
混合肌(オイリードライ)
水分は少ないのに油分は多い状態です。ニキビができやすく、また敏感にもなりやすい肌なので水分を維持できるようにオイリー肌よりも保湿を補うことが必要です。
Tゾーンは脂っぽく肌が黒ずみやすく、Uゾーンは乾燥しやすく荒れやすいです。
セラミドなどの保湿成分を配合した美容液で保湿しましょう。



肌の保湿力が失われると角質層のバリア機能が低下するから、敏感肌や乾燥肌になりやすいので、オトナ女子は保湿力を高めて美肌を目指しましょう。


まとめ


- 余分な成分が含まれていない、皮脂の汚れを適度に落としてくれる洗顔料がよい
- クッションになるよう肌を擦らないよう泡を作る
- Tゾーン→Uゾーン→目元→口元の順番で洗っていく
- ぬるま湯、または人肌で丁寧にすすぐ
- 油分や古い皮脂が残っていないか意識して、指の感触で確認する
ポイントをつかむと、毎日ので洗顔で肌の仕上がりはかわってきます。
洗顔はこすらないと汚れが落ちないと思いこんでると、かえって洗いすぎて皮脂や保湿成分をとりすぎてしまいます。
「こすらずに、長々とせず素早く、しっかり汚れを落とす」ことを意識してみてください。
美肌を手にいれるには、自分の肌のタイプをきちんと知り、正しい洗顔ができているかが近道になります。
良いメイクをするには、きちんと洗顔された良い肌が必要になるからです。
だから洗顔料は、皮脂汚れをきちんと落とせることを目的に選ぶことが大切です。
正しい洗顔をマスターし、うるおいのある美肌を手にいれましょう♪

